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第38回定期全国大会開催報告

 

2021年3月13日14日に、オンラインにて第38回定期全国大会を開催しました。今年は全国から69名の学生が参加し、このうち役員14名、代議員28名、役員委任状1枚、代議員委任状2枚、オブザーバー24名となっています。

この大会は、医学連の活動を総括し、来期の方針を決定する場です。中央執行委員により決議案が提起され、全国の加盟自治会から派遣された代議員の承認を得ることで決議が可決され、その方針に沿って医学連は活動していきます。また全国から学生が集まり、自治をテーマに交流する機会にもなっています。

大会決議はこちら:38大会 決議

 

第38回定期医学連大会の主な内容は以下の通りです。

 

・中央執行委員会報告①「自治とは、医学連とは」

 ・自治会取り組み紹介(近畿大学、宮崎大学)

 ・地域枠シンポジウム(医学連、井口清太郎先生、本田宏先生)

 ・中央執行委員会報告②「省庁交渉、アンケート、地域枠、学費問題、群馬医ゼミ」

・自治会取り組み紹介(信州大学、島根大学)

・医学教育に関する講演会(伴信太朗先生)

・中央執行委員会報告③「各地の自治会取り組み及び自治会再建について」

・自治会取り組み紹介(弘前大学、香川大学)

 ・中央執行委員会報告、自治会取り組み紹介、講演をうけてのディスカッション

 ・全体討論

 ・諸議決採択承認

 ・第38期の医学連中央執行委員の役員選挙

 

【中央執行委員会報告】

中央執行委員会報告は多岐にわたる内容となっていました。

中央執行委員会報告①では自治とはなにか、そして自治と医学連の関わりやその意義についての報告がありました。

中央執行委員会報告②では昨年医学連で実施したコロナ禍における医学生の実態調査アンケートの結果について、地域枠の問題点について、現在全国的にも問題となっている学費の値上げ問題についての報告がありました。またそれらもとに行った、省庁交渉の様子が取り上げられていました。

中央執行委員会報告③では、各地の自治会の取り組みが紹介され、医学連加盟や自治会建設、再建に向けて動き出している大学についての報告がありました。

 

【自治会取り組み紹介】

自治会取り組み紹介では、近畿大学、宮崎大学、信州大学、島根大学、弘前大学、香川大学から発表がありました。各大学の取り組みは様々で、コロナ禍での学生の要求実現のために活動し成果を上げていることが報告されました。その後行われたディスカッションでも各地の取り組みを紹介しあったり、励ましあったりと、盛り上がっている様子が感じられました。「自治体が主体的に活動していることが多いと思った。その一方で自治体の活動が知られていないことも多く、活動を知ってもらうことが大切だと思った。」といった感想が寄せられました。

 

【地域枠シンポジウム】

今大会の大きな企画として、地域枠シンポジウムを行いました。新潟大学大学院医歯学総合研究科、新潟地域医療学講座地域医療部門特任教授である、井口清太郎先生より、「地域枠制度について」と題しご講演いただきました。

NPO 法人医療制度研究会副理事長、日本医学会連合労働環境検討委員会委員である本田宏先生より、「医師不足と地域医療」と題しご講演いただきました。

医学連からも、地域枠に関して学生から集めた声を発表しました。違う立場からの発表を聞くことができ、その後活発な討論と質疑応答を行いました。ディスカッションでは、各大学の地域枠制度の現状や問題点について話し合う様子が多くみられました。

「白熱した議論であり、それぞれの視点から問題について向き合えた。」「様々な人がいて、全ての意見が正しいと感じた。どのように折り合いをつけるのか議論していくことが非常に大切だと思った。」といった感想が寄せられました。

 

【医学教育に関する講演】

大会2日目には医学教育センター、特命教授、シミュレーションセンター・センター長である伴信太郎先生により医学教育に関する講演をしていただきました。教育学の観点から、効果のある学び方やフィードバックの仕方、学生と教員との有効なかかわり方があることを教えていただきました。医学教育カリキュラム全体の仕組みや、学生の医学教育への参画の重要性を学ぶことができました。

「医学部では国家試験合格のために定められたカリキュラムに従うものだと考えていたが、学生の総意によって自らの手で教育を変えることができると知れた。」といった感想がよせられました。

 

【全体討論】

全体討論では、大会に参加していた多くの学生が自由に意見を述べる場が与えられていました。様々な学生の意見が聞かれましたので、その一部をここにご紹介いたします。

・医学連大会に初めて参加して、新しく学んだこと

・この全国大会で得た知識や経験をもとに自身の自治会をどうしていきたいか

・医学連、自治会ともに、情報の発信の重要性について

・コロナ禍での自治会の意義を実感したことや、自治活動の反省について

・医学連を支え、協力していきたいということ

・医学連に加盟していない大学にもアプローチして、多くの学生の要望を取り入れていくこと

今大会は1年生の参加も多く、幅広い学年の学生から意見が聞かれました。医学連に加盟していない大学からの学生参加もあり、オブザーバーとして意見を積極的に発信していました。

 

【諸議決採択・第38期の医学連中央執行委員の役員選挙】

 大会2日目の後半には、決議案・決算予算案などの諸決議が採択され、第38期の中央執行委員会が組織されました。昨年度、役員の輩出がなかった大学からも次期中央執行委員が選出され、これまで以上に全国幅広く、各地の自治会とつながることが期待できます。最後に、新中央執行委員長から閉会の挨拶を述べて本大会は終了しました。

 

2日間にわたる活動報告や討論を通してこの大会に参加した全員が多くの学びを得たと思います。今大会で得たことを活かして、全国の学生自治会を発展させられるよう活動していきましょう。

参加者の集合写真↓

 

 

 

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