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省庁・機構に電話での聞き取りを行いました!

新型コロナウイルスの影響により、複数の大学において実習の中断・図書館の利用停止などの措置が取られています。共用試験や国家試験の実施についても懸念せざるを得ず、進級・卒業要件やマッチングにも少なくない影響が出るものと思われます。

このような状況を受け、医学連では文部科学省、厚生労働省、共用試験実施評価機構に対し、電話での聞き取りを行いました。

以下に質問先と質問・回答を掲載します。

 

省庁・機構への電話

確認日:2020/04/28・05/04・05/12

文部科学省

高等教育局(04/28)

共用試験(pre-cc OSCE, post-cc OSCE, CBT)と進級や卒業要件との兼ね合いはどうなるのか?

各大学の判断に任されることになる。また、実施に関しては実施評価機構に確認してほしい。

臨床実習の中止や再開の基準は?

各大学の判断による。

臨床実習が行えないことによる留年があるのか?

代替措置をとるように通知を出しているので、そのようなことはないと考えている。

長期化の際にはどのような措置となるか?

そこまでは文部科学省でもまだ判断はできない

越境・感染をした場合の留年や退学といった措置(脅し)に関して文科省の見解は?

そのようなことがあってはならない。そのような実害があったのであれば、文部科学省へ連絡してほしい。

遠隔教育における図書利用・通信環境確保に関してはどうなっているか?

大学振興課がそういったことを主にやっているので、そちらに聞いてもらえるとよい。

 

⇒大学振興課(04/28)

図書館などの利用ができない状況において、文科省はどのような措置をとっていくか?

図書館などの整備などは担当ではない。

高等教育局の専門教育課が担当となっている。

補正予算で、27億円の通信環境整備が審議されている。Wi-Fiなどの整備に関して行っている。

予算措置に関しても専門教育課が担当している。

 

⇒専門教育課(04/28・05/04)

大学設備の利用ができない中、電子図書館や論文検索サービスの利用については文科省はどのような措置を取っていくか?

対応する部署がなかなか決まっていない。後ほど折り返し連絡する。

 

↓5/4折り返しの連絡↓

図書館等は大学によって対応が異なっていると聞いている。大学全体の中の方針で各図書館が工夫して運用している状況。

大学図書館の閉館によって図書が読めない、論文検索ができず、学業に支障が出ているという声も聞いている。

今後、こういった声に基づいて、学外からのアクセスができるようにする、もしくは、感染拡大防止の措置を行った上で、利用できるよう通知を出す予定となっている。

 

それに関する予算措置に関してはどうなっているか?(05/04)

まだ検討されていない。検討するつもりではある。

 

医学部では、大学によって論文検索ができるものを無料で提供するなどしている。それを全国的に行うなどの措置は可能か?(05/04)

そのようなものに関しては学外からアクセスできるか、というのが課題。

大学によってできる、できないということになってしまう。

 

大学によってそれを整えるように、というのが文科省の方針となる?(05/04)

そうなる。

 

大学によっては学内のWi-Fiに接続しないと、用いる事ができないようなサービスもある。具体的な対策があればご教授願えるか?(05/04)

対応可能な大学の図書館ではホームページなどでそれを周知しているので、まずはそれを確認してもらうこととなる。

 

補正予算の予算措置に関してはどうなっているのか?通信料や機器貸し出しについて具体的な支援や対象学生数は?

補正予算の整備に関してホームページに掲載されている。

令和2年度補正予算

令和2年度文部科学関係補正予算(案) 事業別資料集 p.13

予算が組まれ次第、大学補助金という形で支援できると思う。大学に学生が相談すれば、通信機器環境の整備はなされると考える。

 

厚生労働省

医政局

⇒医事課国家試験係(5/12)

卒業試験の実施について、そして国家試験との兼ね合いはどのように考えているか?

国家試験受験資格・卒業要件と共用試験との兼ね合いについてはどのように考えているか?

 

試験連携室から特別に指針は出していないが、これまで文科省と厚労省が連名で出した通知には(代替措置など)柔軟な措置をとってもらうようにしている。

また、単位が認定されていれば、国家試験の受験に関しては可能としていたが、2月時点の通知であり、今後変わる可能性がある。

 

大学によって、post-CC-OSCEや卒業試験の実施状況は変わりうる。

今後、延期などが重なってきた場合には、通知を出すと考えられる。

 

現状、国家試験の実施に関してどのように考えているか?(予定)

例年2月に実施しているが、来年の実施に関しては回答できない。

まだ、それらの開催について決定はされていない。

例年国家試験に関する情報は7月1日ごろに掲載する。

今年もその予定ではあるが、あくまで、例年、7月1日ごろということ。

現状はそのあたりで発表があるだろうとしか言えない。

また、コロナウイルス感染症の蔓延に対する国家試験に関する情報と、出願方法などのの例年出していた国家試験に関する情報が同時に出されるかは分からない。

 

⇒医事課(医師臨床研修推進室?)(5/12)

厚生労働省として、マッチングや病院見学に関して、対応策・学生への支援策はあるか?(予定)

今年度から原則、4月末を目処に、病院から都道府県にプログラムを出して、各厚生局(ブロックごと)のホームページで、各研修病院のプログラムが見られるようにしている。

各病院ではなく、そちらからアクセスしてもらうことになる。

 

レジナビのようなところが研修病院と学生をつなぐような支援を行っているが、そことの連携などは考えているか?

厚生労働省としては、公的機関を活用している。

民間活用も案としてあるが、民間との連携というところまでは至っていない。

 

各厚生局のホームページから全ての臨床研修病院の情報が見られるのか?

そうなっている。

各ブロックごとで見ることになる。北海道・東北地域のようなかたち。

 

ただし、現在は登録の期限を延ばしているので、6月~7月くらいに掲載されるだろうと見込んでいる。

厚生労働省としてマッチングの日程などはどのように考えているか?

4月3日付けで地方厚生局を通じて、事務連絡を出した。

・日程に関しては柔軟にすること

・見学ができなかった学生を不利益に扱わないこと

と出している。

 

感染拡大防止に注意して実施せよ、遠隔面接を行え、など通知を出しているが、各臨床研修病院への支援はあるのか?(予定)

臨床研修病院向けの補助金がある。それを活用することも考えられる。

それが情報公開などに対して使われるかまでは把握していない。

 

共用試験実施評価機構(04/28)

共用試験(pre-cc OSCE, post-cc OSCE, CBT)と進級・卒業要件に関して、どのように考えているか?

OSCEを実施せずに臨床実習に出られるのかは、大学が判断する。

4年生のOSCEを5年(次年度)の6月まで延期することは、対応として考えているが、OSCEを進級要件に入れるかなどに関しては大学の管轄。

国家試験に関しては全く言えない。厚生労働省の管轄。

大学の制度・カリキュラムに関しても全く言えない。

共用試験が延期・中止となる際の基準は?

台風などで延期したことはある。大学ごとでそういった基準を設けている。

中止したことは今まで全くなかった。

学生が大学に行けていない状況なので、どこまで延期するか、中止とするかは大学の判断となる。

 

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