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第37回臨時医学連大会 報告

 毎年3月に行われる医学連大会は、現在の情勢を踏まえ6月に延期、そしてオンラインでの開催となりました。初のオンライン開催であったものの、普段参加できていなかった遠方の地域の学生も多く参加し、全体で80名もの学生が全国から集まりました。このうち代議員は近畿大学の学生を含めて32名、役員は13名に加えて委任状1名となっています。

 6月14日に行われた第37回臨時医学連大会の主な内容は以下の通りです。

 

 ・中央執行委員会報告①「自治とは、医学連とは」

 ・自治会取り組み紹介(宮崎大学、香川大学、島根大学)

 ・中央執行委員会報告②「省庁交渉、アンケート、学費問題、山梨医ゼミ報告」

 ・中央執行委員会報告③「新型コロナウイルスに関する取り組みについて」

 ・近畿大学活動報告

 ・中央執行委員会報告④「近畿大学加盟について」

 ・中央執行委員会報告、自治会取り組み紹介をうけてのディスカッション

 ・全体討論

 ・諸議決採択承認

 ・第37期の医学連中央執行委員の役員選挙

 

普段三日間で開催しているものを一日での開催に集約したため、内容も盛りだくさんとなっていました。慣れないオンラインでの開催でありましたが、休憩時間に各大学の学生同士がオンライン上で交流する場面も多く、普段の医学連大会と変わらないような様子もみられました。

 

 中央執行委員会報告は多岐にわたる内容となっていました。中央執行委員会報告①では、自治とはなにか、そして自治と医学連の関わりやその意義についての報告がありました。また、続いて各大学の自治会取り組み紹介もありました。今回は主にコロナ禍でのアンケート実施やその結果を受けての大学への働きかけが紹介されていました。その後に行われたディスカッションでは今回のコロナ禍での状況で学生自治の存在意義を改めて実感したといった意見や、各大学の自治会の取り組みを是非自身の大学でもやってみたいといった意見があがりました。

 中央執行委員会報告②では、昨年医学連で実施した地域枠制度に関するアンケートの結果について、またそれをもとに作成した最終報告の説明や省庁交渉の様子が取り上げられていました。これらに加え、現在全国的にも問題となっている学費の値上げ問題についての報告があり、このような状況でさらなる学生支援が求められている現状を取り上げました。最後に昨年の62山梨医ゼミの振り返りがありました。ここでのディスカッションでは、各大学の地域枠制度の現状や問題点について話し合う様子が多くみられました。

 中央執行委員会報告③では、医学連加盟校への聞き取り調査、各省庁からの情報の聞き取り・要求提言、緊急声明の発表、そして各地の自治体への働きかけといった、新型コロナウイルスに関してこれまで医学連として行ってきた取り組みについての報告がありました。ディスカッションでは、それぞれの大学でのコロナ関連の自治会の取り組みの状況を共有し合い、お互いに刺激を受けている様子がみられました。

 

 今大会の大きな企画として、近畿大学の医学連加盟がありました。私立大学としては初、そして医学連としても新たに加盟校を迎えるのは20年ぶりとなります。近畿大学はこれまで医学連加盟のために精力的に活動を行ってきました。昨年12月に行われた学生大会では全学生の半数を超える学生の参加があり、近畿大学での自治活動がいかに盛り上がって来ているかがうかがえます。近畿大学の学生からは自治活動が活発になったきっかけや、これまで行ってきた取り組み、大学への働きかけ、その結果実際に実現したことの紹介、そして今後の近畿大学としての意気込みや目標についての報告がありました。この報告は現在医学連加盟に向けて活動している大学や、自治を始めようとしている学生にとって大きな指標となり、モチベーションに繋がったことと思います。既に医学連に加盟している大学の学生からも、さらなる自治活動への意欲がみられ、とても刺激を受けていた様子でした。

 

 全体討論では、大会に参加していた多くの学生が自由に意見を述べる場が与えられていました。様々な学生の意見がありましたので、その一部をここにご紹介いたします。

 

 ・近畿大学の医学連加盟に関して思ったこと、活動に関して勉強になったこと

 ・今後の医学連の情報の発信の重要性について

 ・医学連としてこれからどう活動していきたいか、していくべきかについて

 ・自身の大学でも自治会を作ろうと頑張っているが、他大学の自治会の取り組みや活動を聞いて勇気をもらった、ということ

 ・医学連に加盟していない大学が不利益を被らないように未加盟校との連絡を密にしてほしい、ということ

 

 今回の大会では初めて参加する学生や遠方の学生も多く、また看護学部からの参加もあり、多様な

視点からの意見も聞かれました。まだ医学連に加盟していない大学の学生の参加もあり、そうした学

生も積極的に意見を発信していました。

 

 諸議決採択では決議案の承認や先ほど挙げた近畿大学の医学連加盟の承認がありました。採決の結

果決議案は可決され、また近畿大学の医学連加盟も無事に承認されました。近畿大学の加盟が決定し

た際には、近畿大学の学生から笑みがこぼれるといった場面や安堵した様子がみられ、また全国の

大学の学生からも大きな拍手が送られました。

 

 最後に第37期の中央執行委員の役員選挙が行われました。今回は15名の立候補があり、それぞれ

の役員が事前に提出した役員立候補届の黙読の時間がとられた後に、信任投票へと移りました。開票

の結果15名全員が当選し、第37期の中央執行委員が決定しました。その後、中央執行委員長が決ま

り、閉会の挨拶を述べて本大会は終了しました。

 

 このような状況下で実際に集まって医学連大会を行うことは叶いませんでしたが、オンラインでの

開催でも活発な議論が多くみられ、活動報告や議論を通して大会参加者が何らかの学びを持ち帰るこ

とができたと思います。今大会で得たことを活かして、全国の自治活動を盛り上げていきましょう。

集合写真:近畿大学加盟のシンボル「元気玉のポーズ」 ※写真は加工してあります

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