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医学連大会で声明文採択!

2019年3月16日、医学連大会の2日目に「医学部入試差別に関わる、医学部・医療界の差別意識と医師の労働環境に対する医学連大会においての緊急声明」が採択されました。

医学連大会の参加者による小グループでの議論と全体討論を経て、内容や文言の改変を行い、その上での投票において満場一致で採択されました。

これは、差別なく学べる医学部と差別のない医療界、また医師と国民の両方が安心して医療の提供・享受ができる労働環境を求める、一連の入試不正問題を受けての医学生の切実な思いです。

私たちはこの声明に則り、医学部と医療界の差別意識・過重すぎる労働環境と向き合い、改善に向けて活動していきます。

声明に関して詳しい内容をご希望の方や、ご意見・ご質問のある方はこちらまでご連絡ください。

Email:info@igakuren.jp

声明文のダウンロードはこちらからお願いします。

医学部入試差別に関わる、医学部・医療界の差別意識と医師の労働環境に対する医学連大会においての緊急声明

 

 

医学部入試差別に関わる、医学部・医療界の差別意識と

医師の労働環境に対する医学連大会においての緊急声明

2018年8月7日、東京医科大学の内部調査委員会は、2006年から医学部医学科の一般入試で女性受験者の得点を一律に減点していたことを明らかにしました。その後、文部科学省は、複数の大学で女性や浪人生の扱い不利による入試不正が行われていたことを報告しました。

これを受けて医学連が全国の医学生を対象に行ったアンケート1では、「大学側が差別を容認しているようなものであり、許されることではない(男性・2年)」といった明らかに差別であるという意見がありました。さらに、医学部入学後に、性別や年齢を理由に差別的な扱いを受けたという経験も多く寄せられています。

このことからわかるのは、医学部・医療界において性別や年齢による差別意識が根付いていることです。

医学連は、これらの差別意識の存在と向き合い、差別や不当な扱いを受けずに学ぶことができる医学部、差別のない医療界を目指します。

一方で、この入試不正問題について「今の医療現場の体制を考えたら、女性が男性と同じくらい働くことが無理なのは事実であり、正直仕方のないことだと思う(女性・6年)」といった、仕方がない、暗黙の了解と考える意見もみられています。

また、7割近くの医学生が「将来の働き方に不安を感じる」と答え※2、「過労死だけはしたくない(男性・6年)」「結婚出産はしたいと思っているが、過酷な現場でそのようなことができるか心配である(女性・3年)」といった切実な意見が寄せられています。

このことからわかるのは、それらの不正の原因として医師の過酷な労働環境があるということであり、多くの医学生がその労働環境に対して不安を感じているということです。

私たちは、医学生の声をもとに、医師の労働環境の改善と国民が安心して受けられる医療を追求していきます。

2019年3月16日 全日本医学生自治会連合(医学連)第36回定期全国大会 参加者一同

 

※1「医学部入試における女性や浪人生等の扱い不利による入試不正問題についての全国調査」。全国81大学の医学生を対象に2018年11月~2019年3月に実施。

※2 上記アンケートの「女性受験者の点数を一律減点していたことについて、『女性は大学卒業後に出産や子育てで医師現場を離れるケースが多い。医師不足を解消するための暗黙の了解だった』と東京医科大学の関係者が話しています。また、休職・離職する医師の存在により現場で働く医師の過重労働への不安の声もあります。これらの一連の件を受けて、将来の自身の働き方について不安に思いますか?」という項目について。

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